はしりみず神社のお話
ある日。知人の神主の女性が私に言いました。
「何かを見たんです。
自分の神社でのことです。
わからないけど、何かの影を何度か見てしまって…」
私はその話を何度か聞いていたので
神社に向かうことにしました。

神社に到着すると、稲荷狐が見えました。
ここはご祭神がおられる本殿の他に、小さなお稲荷さんの社があります。
稲荷狐は白い犬を連れていました。

『ここにおりますのは、はしりみず神社の遣いにございます。
この者の気配を感じ取ったのだと思います』
「はしりみず?」
『はい。他にもおります』

「わっ…」
次に現れたのは大きな黄色いライオンのような遣いでした。
『我は、はしりみず神社の守り。
お願いに参じました。
是非おいでください』
「ええ。わかりました」
その後、この遣いと話をしたのですが
どうにも話がわかりにくく感じられました。
この遣いの言葉には抑揚があり、とても難しい言葉を話すからです。
これは平安期前後の言葉を話す人にもよく見られるのですが
この時代の言葉は独特の抑揚があり、同時に「さしすせそ」なども
「しゃしぃしゅしぇしょ」という音で話します。
どちらかというと中国語のように聞こえるのですが
このままでは聞き取れないので、自分自身に通訳してもらうしかありません。
『はしりみず神社には神明社と、諏訪神社など、三社があります。
ほかの神社と兼務してるので、常にこっちにはおりません』
このような内容だったと思います。
ほかの神社と兼務しているというのが、現職の神主のことを言っているのか
自身のことを言っているのかわかりませんでした。

つづきは後ほど
限定非公開でご案内予定です。



