2018年11月28日

イザワノミヤのお話

今日は伊勢のお話の続きをさせていただきたいと思います。

イザワノミヤでカヤカガに案内をしてもらったところ
ここに伝わる話を聞くことができました。

kagakaya - イザワノミヤのお話

『これは、およそ800年前からある木です』

%E5%86%99%E7%9C%9F 2018 11 22 10 42 18 - イザワノミヤのお話

『人間たちはよくさわっています。
力をもらえると思っているようです』

「ええ」

『この先には池もあります』

%E5%86%99%E7%9C%9F 2018 11 22 10 45 01 - イザワノミヤのお話

『勾玉池とよばれています』

%E5%86%99%E7%9C%9F 2018 11 22 10 44 35 - イザワノミヤのお話

『神聖な池ですが、浄化するために
毒気をすべて吸い取っている池です。

人間は絶対に入ってはなりません。
手をつけてもだめです』

%E5%86%99%E7%9C%9F 2018 11 22 10 43 31 - イザワノミヤのお話

「そういうことを今の人は知らないかもしれません」

『この先には、人間が和合のために
さわってる夫婦杉があります』

%E5%86%99%E7%9C%9F 2018 11 22 10 46 07 - イザワノミヤのお話

一通り散策を済ませたあと、再度、タマハシラヤヒメノミコト様に挨拶をしに行きました。

%E5%86%99%E7%9C%9F 2018 11 22 10 48 02 - イザワノミヤのお話

「もう１つ、お聞きしたいことを思い出しました。
多くの民がこのように言うのです。
怒りが湧いてきて止められないと。」

『今の時期はたくさんの魍魎と天界のものが来ているので
霊感のあるものほど怒りが湧くだろう。
丹田に力を入れて瞑想するがよい。
心が休まるはずだ』

「わかりました。そのように伝えます。」

こうして、ここをあとにしたのでした。

IMG 7780 - イザワノミヤのお話

「戻りました」

『お疲れ様でございました』

「…ああ。そういえば。
聞きたいことがあるのでした。
稲荷神社にお参りに行っておられる方がいらして、
それをやめることができないというのです。
つまり、あなた方が祟るのではないかということだと思います。
そして他の神社に行くこともいけないことだと思っておられるようです。」

『狐が祟るというのは人間が利益を求めて、我らを祀りあげ
途中で放り出すと我らの行く先がなくなるからです。
子孫、親戚にも力を及ぼします。しかし、恨みとは違うものです。
途中で放り投げて、どうしてくれるのだということなのです。
召喚しておいて、途中で放り投げることは許されません』

「ええ。
そのような人のために答えてあげてください」

『稲荷神社にお参りに行って、
それを途中でやめようがどうしようが、かまわぬこと。
我々はそのような狭い了見を持っておらぬ。

そのようなことならば、他の神々に手をあわせる事も駄目ではないか』

敷地内にお稲荷さんを建立し
それを祀れば、そこには魂が宿ります。

誰でも、あなた様でも、家に住むように言われて
突然追い出されたなら、悲しいものです。

しかし、稲荷神社にお参りに行ったからといって、
それを続けなければならないということはありません。

それとこれとは別物です。

神々はもっと
おおらかなものなのです。